UMX-2 簡易取扱説明書

 

手順[1]

トランスデューサー(探触子)をUMX-2の上部エンドキャップのトランスデューサーコネクターに接続する。
ケーブルの根元を手で押さえながらレンチでしっかり締める。

※取付方法の詳細は 7.注意点 を参照

トランスデューサーを差し込み押さえながらしっかり締める。

手順[2]

「操作ボタン」を押して電源を入れる。
接続されているトランスデューサーの種類を識別し自動で零点調整を行う。
(識別できない場合は「NO PRB(プローブ無し)」と表示される。)

※約10秒間操作ボタンを押したまま、もしくは何も操作しないでいると、約4分で自動的に電源が切れます。

操作ボタンを押すと電源が入り自動的に接続されているトランスデューサーの種類を識別し零点調整を行う。

手順[3]

測定物に接触媒質(カプラント)を少量塗布する。

※超音波が空気中を非常に伝わりにくいという性質がある為、必ず塗布してください。

測定物に接触媒質(カプラント)を少量塗布する。

手順[4]

バーグラフが最大になる様にトランスデューサーを接触させ、測定を行う。

バーグラフが最大になる様にトランスデューサーを接触させ測定を行う。

手順[5] メニュー構成

「操作ボタン」を長押するとメニュー構成に入る。
メインメニュー〜サブメニューの順に選択する。

※現在選択されているオプション/機能は、メニュー設定ディスプレイの左上端に「'(コンマ)」が点灯されています。

メニュー構成表

手順[6] 零点調整

「操作ボタン」を長押ししてメニュー構成に入る。「ZERO」表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。
「AUTO」が表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。自動で零点調整が完了する。

自動零点調整

手順[7] 材質(音速)の設定

「操作ボタン」を長押ししてメニュー構成に入る。「MATL」表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。
測定を行う材質と同じ材質を選択する。「(例)STL」が表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。

※材質(マテリアル)リストは 8.一覧表 を参照

材質の設定

手順[8] 測定モード変更

「操作ボタン」を長押ししてメニュー構成に入る。「MODE」表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。
測定モードが順次表示されるので使用するモードが表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。

設定モード変更

表示単位

「操作ボタン」を長押ししてメニュー構成に入る。「UNITS」表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。
表示単位が順次表示されるので使用する単位が表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。

表示単位設定

バックライト

「操作ボタン」を長押ししてメニュー構成に入る。「UMX-2」表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。
バックライトの設定が順次表示されるので使用する設定が表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。

バックライト設定

ゲイン(感度)の調整

「操作ボタン」を長押ししてメニュー構成に入る。「GAIN」表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。
ゲイン(感度)が順次表示されるので使用するゲインが表示されたら直ちに「操作ボタン」を押す。

※E-E、E-E-Eモードでは自動でゲイン設定されます。

ゲイン(感度)の調整

水中用トランスデューサー

水中用トランスデューサー(プローブ、探触子)は、使用後必ず淡水を溜めたバケツ等に浸して、確実に塩分や汚れを落としてください。特に、ケーブルと本体の接続部は、入念に塩分・汚れを落としてください。

トランスデューサーのお手入れ※水中、特に海水での測定はトランスデューサーの消耗を著しく早めます。スペアのトランスデューサーをお持ちいただくこと強くお勧めします。

ゴムリング(Oリング)

底部外側エンドキャップを回して外す。
内側キャップのゴムリング(Oリング)、および接触面に付着している古いシリコングリスをきれいに除去する。
黒いゴムリングの状態を確認する。異物の付着や、ひび割れ、変形、劣化などが起きていないか調べる。

※異常が見られた場合は、ゴムリングを交換します。使用時には、ゴムリング(Oリング)にシリコングリスを薄く、均一の厚さに塗ります。

ゴムリング(Oリング)のお手入れ

電池蓋、データポート

底部外側エンドキャップを回して外す。電池蓋をマイナスドライバー等を使って開き電池を入れ替える。
PCに接続する時は、データポートにつなぐ。

電池蓋、データポートのお手入れ

工具等を使用し、しっかり締める。

正しい取付け方 [1]

トランスデューサー(探触子)のプラグをUMX-2上部エンドキャップのトランスデューサーコネクターに、11本ずつ接続する(締めつけナットが締めやすい)。
ケーブルの根元を手で押さえながら、締めつけナットが固定されるまでレンチで締めつける。

※ケーブルが回転しない様に注意!

トランスデューサーの正しい取付け方

正しい取付け方 [2]

次に2残りの1本を同様に接続する。

※ケーブルがねじれ無く、真っ直ぐな状態が正しい取付け方です。

正しい取付け方2

誤った取付け方

ケーブルを手で押さえずに締めつけナットを締めると、ケーブルも一緒に回転してしまい、ねじれて負荷がかかってしまう。

※断線の恐れがあります。

トランスデューサー(探触子)をUMXの上部コネクタに接続する。ケーブルの根元を手で押さえながらレンチでしっかり閉める。

各材質の音速一覧表

材質 略字表示 音速(inch/μsec) 音速(m/sec)
アルミニウム ALU 0.2500 6,350
STL 0.2330 5,918
ステンレス STST 0.2229 5,662
IRON 0.2320 5,893
鋳物 CIRO 0.1800 4,572
PVC PVC 0.0940 2,388
ポリスチレン PLST 0.0920 2,337
ポリウレタン PLUR 0.0700 1,778
カスタム CUSTOM ユーザー設定 ユーザー設定

※同じ材質でも成分によって多少違います。

 

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